2.便と大腸と常在菌の関係
便秘による脳への影響
便秘のイライラは脳に影響を与え、脳のイライラは大腸に影響を与えます。
便秘になると頭の中がボーっとすることが多くなり、どうしても冷静な判断力や分析力が低下してしまいます。
便と大腸の関係
便を作り、便意を感じ、蠕動運動を起こし便を排泄する腸は「大腸とS字結腸と直腸」です。
口から入ったいろいろなものは小腸から大腸に「おかゆ状態」で移動してます。
その「おかゆ状態」のものがどうして固形になるのでしょうか?
また、それなりの量と太さ、柔らかさになるのはどのような仕組みなのでしょうか?
大腸刺激性便秘薬による影響
便を作っている大腸にいつまでも便が出ずに溜まっていることは大変なことです。
こういうときに、 強い便秘薬で大腸に鞭を打ち、無理やり便を出すという方法もあります。これは一時的なものなら問題はありません。
しかし、長年にわたって大腸刺激性の下剤で鞭を打ち続けることは根本的な便秘の治療にはなりません。
常在菌の力を借りよう
腸内で腸内細菌が最も多く住み着いている箇所も大腸です。
この大腸内に長年住み続けている常在菌の数と活力が、便通と便を作り上げるコントロールをしているのです。
ストレスや医薬品の副作用も便秘の原因の一つですが、しかし何よりも常在菌の存在が大きく左右するのは明快なのです。
大腸の常在菌を育てることで、便秘薬依存から脱却できるのです。
大腸は何を求め、どんなことをするのか、今一度見つめ直して欲しいものです。