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酵母食品
「中建発酵」は発酵界で最も有益な発酵力、および自身豊富な栄養を持つ酵母と、 ヒト常在菌が好む難消化性多糖類を配合した顆粒状の「酵母加工食品」です。 食品の栄養素や旨みを増して保存性を高めるために使用されるサッカロマイセス属の酵母と、 ヒト常在菌が増殖と活性に導く食物センイ、難消化性デンプン、オリゴ糖を配合しています。
長引く不調の改善には常在菌を育てて発酵環境にすることが大切なことなのです。 最強のプロバイオティクスとしての酵母菌は常在菌の発酵を強く支援します。 健康に寄与する菌類を「プロバイオティクス」といい、菌類を育てるものを「プレバイオティクス」と言います。 すなわち、腸内の発酵環境が健康を左右するのです。 「中建発酵」は両理論を叶えているので「シンバイオティクス」製品と言います。 相乗(synergy)のsyn=シンと呼ぶ造語です。 2つの理論を叶える「中建発酵」は、中から健やかな腸内環境への導きをお約束します。
酵母や常在菌の発酵で得られるビタミンや揮発性の短鎖脂肪酸は、良好な腸内フローラのネットワーク作りになります。 心地よい発酵で「あたたかさ、リズミカルさ、美しさ、良いお便り、スリムの持続」などの手応えを感じることができます。 中を建て直す発酵の力で健やかな毎日をお過ごし下さい。
商品名 | 中建発酵(顆粒状) |
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食品分類 | 酵母食品 |
価格 | 3.5g × 30包(目安として15日分):4000円(税込み) |
栄養成分 | |
原材料 | 乾燥パン酵母(国内製造)、甜菜繊維、オリゴ糖(ラフィノース、ショ糖)スピルリナ、でん粉、貝穀未焼成カルシウム、 ヒドロキシプロピルセルロース(結合剤) |
乾燥酵母生菌数 | 1包あたりに約300億個 |
保存方法 | 高温多湿および直射日光を避けて涼しい所に保管してください。 |
注意 |
スティック取り出し時、手指のケガにご注意ください。 本品は合成着色料および合成保存料は使用しておりません。 |
中建発酵の上手なお召し上がり方 |
注意していただきたいこと
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生菌のドライイーストであるイースト菌のSaccharomyces属に属している中で最もパンづくりに適した優れた性質のものです。 酵母はタンパク質、脂肪、炭水化物、ミネラル、ビタミンを含んでおり、各種栄養分の補給になります。 また、多種類の酵素も含み消化を促進させ、特に糖質を分解する作用が強い性質を持っています。 何よりも常在菌の発酵を強力に牽引します。
摂氏40度前後の200ccのお湯で6%の砂糖湯作り、「中建発酵」1包3.5gを入れます。
4~6分の間に休眠中の酵母は増殖可能な温度と砂糖の甘さを感じて覚醒して、酵母は生存活動のために糖消化という発酵活動を開始します。 この映像と腸の中が必ずも一致するものではありませんが、「中建発酵」に使用している酵母菌が生菌であることを見て頂きました。
酵母菌はとても強く、pH1.5から10.0くらいの広い範囲の中で増殖と発酵を繰り返し活動します。
従いまして、胃酸、胆汁、腸液などの過酷な環境でも、酵母は備えている酵素でヒトや常在菌に有益な生成物質や有機酸を与えてくれるわけです。
甜菜(砂糖大根)の根に含まれ、砂糖を抽出した後に残る繊維分を加工した天然の食物繊維です。繊維の構成はペクチン19%、ヘミセルロース36%、セルロース23%、リグニン3%となっています。
特に不溶性繊維は消化されず大腸の最も遠いところまで届き、常在菌が活躍する上でとても大切な食品なのです。
ラフィノースはビート(砂糖大根)から分離精製して得られる天然のオリゴ糖です。D-グルコースとD・フラクトース・ガラクトースの三つの単糖が結合して人の消化液では消化しにくく腸まで流れつきます。
とうもろこしが原料のこのでん粉は、70%と高いアミロース含有量で、糊化度も高く、繊維も20%強含まれており、大腸遠位部まで到達する難消化性でん粉と呼ばれます。
スピルリナ、カキ殻カルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC-L)は生菌の栄養と造粒賦形剤です。 この商品には合成保存料、合成着色剤は不使用です。
酵母とは生き物であり、酵素は酵母が作り出した物質です。 酵素とは化学反応のためのタンパク質性の触媒で、一つの酵素から一つの反応しかありません。 生菌酵母は腸内環境に応じた必要な酵素を数種も作り出すわけです。 腸の内部で起こっている数々の発酵や化学反応を牽引することで役に立っているのです。
腸内細菌情報オフィス主宰・農学博士 森下 芳行先生(元 国立感染症研究所・食品衛生微生物部室長)が、プレバイオティクスが常在菌に利用される部位を極めたデータをもとにバランスよく配合しました。
これらプレバイオティクスは各域に生息する定在菌に利用され、活発に発酵することで酢酸、酪酸、プロピオン酸などの有機酸の産生を得ることができます。 そして腸内pHが下がり、腐敗のない強い腸つくりにつながります。
健康な4人が「中建発酵」を2週間飲んで、腸内フローラを調べてみました。
左側の菌は一般的に言われる善玉グループで、中は日和見菌グループで、右側が悪玉と称されるグループです。
本来は常在菌を善悪に分ける必要性は全くありません。
常在する菌は人にとってどれも大切な共存者なのです。
この結果について識者にも見ていただきましたが、理想的な腸内フローラへの変わり様であると評価していただきました。
腸内で一番菌数が多く活躍する日和見菌(中間菌)が増えて、悪玉と言われる菌グループの中でもエリート菌が残り、極悪な菌が減ったデータでした。
このような形になることは、当然ながら日和見菌が善玉グループに傾き全体像が「善玉的ネットワーク」になり、健康が維持される訳です。
外来菌を摂取するのも良いことですが、自分に住み続けている常在菌を増やし、発酵活性を高めることの方が、何よりも大切で安全安心なことと改めて確認しました。
ビタミンK、ビオチン(ビタミンB7)、葉酸(ビタミンB群の一つ)、パントテン酸(ビタミンB5)ビタミンB2 (リポフラビン)、ビタミンB6 (ピリドキシン) ビタミンB12(コバラミン)この7つのビタミンが常在菌によって作られています。聞き慣れたビタミン名を先に記述しました。
他にもビタミンがあるとお考えですが、人が元気を維持する上で体内細胞がきちんと新陳代謝をしなければなりません。その時の代謝に必要な酵素を作る上で必要な補酵素がこの7つのビタミンなのです。
精巧にできている人の体は、このビタミンは欠かすことはできないわけです。
常在菌が腸に住み着いていることというのはとても理屈が合うのです。
例えば、葉酸、ビタミンB6、 ビタミンB12などは食事からでも摂れると判っていても思うように摂れていない時、重ねて常在菌の数が少なく、常在菌に餌が届いていないとなるとどうなるでしょうか。
体内ではこれらの葉酸、ビタミンB6、 ビタミンB12を補酵素を得てエネルギーを作ることができません。
例えば、
常在菌が発酵によって生成する短鎖脂肪酸(有機酸ともいう)は酢酸、プロピオン酸、酪酸が比較的多く、少量ではギ酸、乳酸、コハク酸などがある。
全て揮発性の脂肪酸であり生体内のあらゆるところで活用される。
特に3大脂肪酸として酢酸、プロピオン酸、酪酸の機能は下図の通りです。
エネルギー物質としての短鎖脂肪酸の働きをイラスト化します。
常在菌が作り出すビタミンや短鎖脂肪酸の機能は、あまり深く理解はされていないのが現状ですが、日常なにげなく生活している中で常在菌の恩恵を今一度噛み締めていただきたいものです。