7.便秘に伴う症状もケアをする
便秘自体ではなく、便秘に伴う症状として以下のものがあります。
頭重・のぼせ
頭が重く感じられ、上半身に熱感があったり、下肢に冷汗を覚えるもの。
自律神経や下垂体の正常な働きを妨げていることが多い。
肌荒れ
小腸に潤いを保つ抗体(IgA)を作り出す組織があるが、便秘により強い刺激を
受けたり、ビフィズス菌などが劣勢で機能しにくくなっている。潤いを保つ抗体が豊富であれば肌はキレイである。
吹出物
排泄されない停滞物より有害な毒素を産生し、血流に乗り血行の悪い部位に炎症となって現れる。
食欲不振
胃腸の働きを司る神経が、便秘により妨げとなって消化機能が動かない。
腹部膨満
停滞物により有害菌により有害ガスがでたり、東洋医学的にいう湿熱、水の流れが停滞し浮腫んでいる。
腸内異常発酵
排泄されず長く停滞すると、蛋白質性のものは腐敗し始め、有害菌を繁殖させ有害ガスを産生する。
痔
硬い便をいきむことで裂傷したり、腸からの毒素を処理しきれない肝臓は、門脈血を停滞させて肛門周辺に炎症となって現れる。