3.便が滞る場所と形態
便秘の形態
便秘の形態には主に、けいれん性便秘、単純性便秘(しかん性、直腸性)、持病による便秘があります。
けいれん性便秘
刺激に過敏な腸は、不安や緊張でストレスを感じることで、けいれんを起こします。特に大腸の下降結腸あたりのけいれんは便を出にくい状態を作ってしまうので、コロコロ便になってしまいます。
二つの単純性便秘
- しかん性便秘
腸の筋力が乏しい女性や高齢者に多く、繊維質の乏しい食事に特徴があります。便は固くはないが残便感が強いのが特徴です。 - 直腸性便秘
便意があるにもかかわらずトイレに行けなかったり、無理に排便を我慢したりすることで、直腸に大量の便を溜め込むようになる症状です。
我慢し続けていると便意すら感じなくなってしまいます。
巨大便で排便時に痔を悪くして、その痛さゆえ排便が億劫になります。
持病による便秘
服用する薬や神経障害からくる便秘と腸疾患からくる便秘は、自分であれこれ考えずに医師に受診しましょう。